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閑話:DTPデザイナーってどんな契約をしたら良い?

どうも!スカーレット坊やです!

フリーランスの方は特に気になると思うDTPデザイナーの契約ってどうするの?

スカ坊

コロさん、フリーのデザイナーってどんな契約をクライアントと交わしたら良いんでしょうか?

コロ

ふむ…それはクライアントや、スカ防さんの仕事のスタイルにもよりけりなのでちょっとお答えしにくいのですが…
①作業量 どれだけ作るのか
②作業時間 どれくらいかかるのか
③作業範囲 どこまで作るのか
④修正・素材関連などの不確定要素

といったところでしょうか。

スカ坊

ふむふむ、キチッと巻くことは自衛にもつながるので、しっかりと抑えていきたいです!

このブログで解決できること

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  • デザイナーがクライアントと契約を巻く時の基準と考え方

契約に関して迷っている人の参考に、少しでもなったら幸いです。

それぞれでまとめては行きますが、①~④は全て必要な条件です。ただその中でどれを重要視しているのか、ということになりますので、見出し以外の項目は要らない、という訳ではありません。むしろ①~④どれか一つでも抜けると大変なことになる可能性さえあります。

ただし!

クライアントはすべてを均等に出すと「ややこしいな」と思う可能性が高いので、特徴的に一つを掲示して、他はそっと添えておく、という方法をおすすめします。そして一番いいのはクライアントによって使い分けができるのが一番望ましいです。

それでは各種がどんなデザイナーに向いている契約なのか見ていきましょう。

Index

作業量をメインで契約を巻く場合

非常に分かりやすいのが特徴 物量に対しての値段設定をとにかく明確にしょう

作業時間はあまり考えず、そのものの量によって値段を決めるパターンになる。若い人やフリーランスになりたての場合にに多く採用される方法と言えます。マンパワーで引っ張っていくため、実績をとにかく積みたいときには、値段設定も分かりやすく、向いているでしょう。

1ページいくら、1面いくら、などとにかく単純に物量が値段に直結していきます。

修正や、加工などに対しても、物量に加わるので、チラシ1枚のハズが、補正・パス抜き・加工・地図制作・イラストなどを頼みまくると一気に値段が膨れ上がる。そこは必ず先方に伝えておこう。

それを伝え忘れるとトラブルの原因になってしますので要注意です。

スカ坊

物量=作業量なので、とにかく何かをやったら料金が発生する体制を作ることが大切だ

物量勝負! 作業量=金額の明快設定

作業時間で契約を巻く場合

一般的な作業時間をきっちり把握しておこう

ある程度熟練し、制作範囲の広いデザイナーと相性がいい契約と言える。何故なのか

「色々な物を作り慣れていて、手早く作れる」からに他ならない。これは、正直にかかる時間で受注をするわけではない。一般的にかかる時間で計算した上で余力を持って受注するのだ。稼ぎたいときにはたくさん受注したとしても、制作スピードが早ければ、それだけ早く終わらせることが出来る。

こちらもさきほど同様に、色々なことを頼むと、今度は「作業時間が増えるから」という理由で値段が上がる。こちらもしっかりとクライアントに伝えるべきだ。作業時間のほうが高いのか、物量のほうが高いのかは値段設定によるので、どちらが、とは言えない。

スカ坊

自分自身の時給で動いていく事になるので設定はしやすいが、クライアントから見るとやや不明瞭な決め方とも言える。

作業時間というちょっとベールにつつむ、玄人向けの金額設定

作業範囲で契約を巻く場合

制作だけか、入稿までか、印刷までか、どこまでやるのかがポイント

こちらに関しては、制作については上記項目に従って決めていくのが良いだろう。この契約の最大の利点は「余計なサービスをしなくて良くなる」という点にある。

量や時間で契約を巻いたとしても取り決めることではあるが、これを全面に打ち出すことで「ウチはここまでしかやりません」と明示した上での契約になるので、「ついでにさ…」は言いにくくなるのだ。

とにかく黙って言うことを聞いていると、どんどんと要求がエスカレートしてくるのがクライアントというものなので、過ぎた要求にはしっかりと「NO」と言える体制を整えておきたい。その時に、トラブルを起こすこと無く「NO」というためにも、契約というのはしっかりと巻いておこう。

スカ坊

全部大事だけど、Web系の人は特にこの範囲と言うのは重要になってくるね!

余計なトラブル回避や、値段の材料にもなり得る、超重要設定

値段を上げるコツ

契約違反の点を見出して指摘していく

契約範囲内の事しかやらない、というのは当たり前ではあるのだが、クライアントによっては「プロだから」という変な言葉で押し切ろうとしてくる不思議な人が多々いることも忘れてはいけない。

契約を巻くということは、こういう地雷的なクライアントから身を守る事にもつながる。

もちろん自身が力を振るっても良いと感じたり、恩返しだったりと、様々な事象や、人情的な部分も入ってくるので、全てが杓子定規なのが良いとも言えない世界なのは、スカ坊だってよく知っている。

だからこそ、譲歩できるところはして、妥協できない部分は許してはいけない「この作業は契約外なので、追加のお見積もりをお出ししますの。作業前に確定をお願いします」とお互い納得の上で値上げをするのがポイントだ。

決して勝手にやったことに「これをやったので」とか、「想定外に時間がかかった」などという謎理論は止めておいた方がいい。

自分の身を守りながらも、クライアントとお互いに納得できる提案を心がけよう

スカ坊

お互いが納得出来る材料に成るもの、それが契約とも言えるね

結論:どんな契約が良いのか

究極を言ってしまうならば、自分が納得出来ている上で、相手ともWINWINな関係を築ける契約が一番いい。これまで書いてきたことを、全て実行できるのであれば、そういう契約に持っていけるはずだ。 だが相手も人間であり、すべての人がWINWIN精神であるとは限らない。

人間だれしも、「安くて良いもの」を求めてしまう部分はある。逆にこちら、クリエイター側も、手間なく高価な案件を求めたりする。

トラブルが起きないよう、最低限のルールはしっかりと守っておきながらも、クライアントと自分、どこまで歩み寄った契約ができるのか。そこを意識していけば、どちらかに偏った不平等な契約、と言うのは生まれにくいと思うし、生まれたとしてもやりにくさを覚えるはずなので、長くは続かないはずだ。

どれ、坊やの契約…これマジか?
「坊やだからさ」

それではまた!

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